まつうら動物病院の院内設備
当院の導入医療機器、院内設備などの一部をご紹介致します。
今後、新たに導入した場合は更新していきます。
★ 動物用ICU装置 Dear M11(New) ★
新しく導入しました動物用ICU装置です。
以前よりICUとして保育器と高濃度酸素発生装置よりもより高性能です。
完全なデジタルによる酸素濃度管理、室温管理、湿度管理まで行えます。
特に、手術後の覚醒時、心臓疾患治療時、呼吸器疾患治療時などの際に持続的な酸素吸入が必要な場合に安心して安定した管理が行えます。
★ 高濃度酸素発生器(New) ★
動物用ICU装置を新しく導入したので、高濃度酸素発生器も新品にしました。
以前もあった高濃度酸素発生器よりもよりグレードが増した製品です。
★ 血液生化学検査(New) ★
2018年に導入しました、最新型のIDEXXカタリストOneです。
以前より使用していた生化学検査の次世代版です。
通常の生化学項目(一般的な血液検査)だけでなく、今まで外注検査でないと検査できなかった項目:UPC(尿の蛋白とクレアチニン比)、T4(甲状腺ホルモン) 、フルクトサミン(糖尿病の検査項目)、CRP(急性炎症性蛋白)までも院内で迅速に測定できます。そのお陰で当日結果がわかり早期診断の手助けとなります。
★ カラー超音波診断装置 ★
2017年に導入しました、最新型の東芝Xario200です。
心臓、腹部共に非常に優れた画像を得られます。
以前、使用していた旧型超音波診断装置とは比べ物にならない程の高性能です。
このおかげで診断精度が更に増すことが期待できます。
非常に鮮明でシャープな一般2D画像の他に、カラードップラーも備わっています。
心臓血管系の血液の流れを解析度の高いカラーで表示します。
腹部臓器の超音波所見、心臓での血液の逆流の具合、妊娠診断まで幅広く検査できます。
★FCR Vstation本体&メインモニター★
(コンピューターレントゲン画像診断装置)
撮影したレントゲンをコンピューターで画像処理します。
従来のフィルムによる現像ではできなかった画像の補正もできます。
可能な画像補正は、コントラストの補正、拡大縮小、コンピューターによる測定、画像の反転等です。
撮影動物個体情報の入力の時間を除けば、現像時間が大幅に短縮されます。
また、フィルム現像の際に発生する廃液処理の必要が無くなるので、環境にもよいです。
★FCR Vstation診察室用PC★
(コンピューターレントゲン画像診断装置)
上記のFCR Vstation本体&メインモニターに入力した情報や現像した画像を診察室でも表示されます。
院内のLAN配線を利用し、本体で現像した画像が即座に診察室へ送られます。
他の検査が同時に無ければレントゲン現像による待ち時間が少なくなります。
(通信トラブルで遅くなってしまったらすみません^^;)
★血液生化学検査機器★
犬ちゃん、猫ちゃん、うさきさんはもちろん、牛さんや馬さんなどまで
色々な動物の血液生化学検査を行うことができます。当院では犬ちゃん、猫ちゃんしか検査いたしませんが・・・^^;
データの信頼性が非常に高い上に、10分程度で結果が出てくれます。
★動物専用レントゲン撮影装置★
レントゲンを撮影する為の機器です。
小型犬~大型犬、猫、うさき、ハムスターなどが撮影できます。
★電解質測定機器★
犬ちゃん、猫ちゃんの血液中に含まれている電解質を測定する機器です。
電解質とは、Na、K、Clです。
血中には微量な為、こまめに測定して静脈点滴が必要な場合に役立ちます。
★吸入麻酔&人工呼吸装置★
手術や内視鏡検査での吸入麻酔を使用する為の機器です。
場合によっては人工呼吸に切り替えたりもできます。
★麻酔時生体監視モニター★
主に、麻酔時の生体の状態を監視するモニターです。
心電図、呼吸数、血圧、体温、交感神経指数などを同時にモニターできます。
★内視鏡検査機器&録画用PC★
消化器系(咽喉頭、食道、胃、十二指腸、空腸、回腸、結腸、直腸)の検査を行う為の内視鏡検査機器です。
スコープで肉眼的にチェックしたり、細胞検査の為の胃や腸の粘膜細胞を取得できます。
録画できるので、検査結果を後に一緒に確認する事ができます。
また、小さい異物は内視鏡とその専用鉗子でお腹を切開せずに取りだせる場合もあります。
★医療用吸引機★
内視鏡操作中、歯科処置、腹腔内洗浄などの場合に使用する吸引機です。
★電気メスセット★
手術用の電気メスセットです。
手術中の出血を止める事も出来ます。
主に、腫瘍の切除や皮膚の形成術の際に使用します。
★歯科用スケーラーユニット★
歯に付着した歯石を超音波振動で除去する機器です。
歯石除去後の歯の研磨も行えます。
★電動マイクロリューター★
手術や抜歯の際に使用します。
特殊なカッターを使用すると、骨や歯も切断する事ができます。
★高圧蒸気滅菌機★
手術器具などを滅菌する機器です。
滅菌とは、あらゆる微生物(細菌、ウイルス、カビなど)を完全に除去する操作です。
★万能処置台・シャンプー用シンク★
主に、薬浴やシャンプーを行う為のシンクです。
小型犬~大型犬まで洗えます。
その他、水道水が必要な色々な処置はここで行えます。
★生体ICU用保育器★
状態が悪い動物、子犬や子猫の為の保育器です。
24時間、室温だけでなく、湿度も一定に保てます。
下記の酸素濃縮発生器を接続すると高濃度酸素室にもなります。
★ICU用酸素濃縮発生器★
酸素濃縮発生器です。
ICU用保育器に接続したり、動物に直接酸素チューブを設置して移動させたりできます。
状態の悪い子、特に呼吸器疾患がある子にはとても重要な装置です。
★光学生物顕微鏡★
光学生物顕微鏡です。
血球検査、糞便検査、尿検査、輸血の時のクロスマッチ検査、細胞診検査など様々な検査で使用します。
★ヘマトクリット遠心機★
血液検査や尿検査の一環で使用する遠心分離機です。
特に血液検査には欠かせない機器です。
★蛋白・尿比重計★
血液の蛋白の比重や尿比重、胸水や腹水の比重など液体の比重を測定します。
★自動輸液(点滴)ポンプ★
静脈点滴(輸液、輸血)の際に使用します。
このポンプのお陰で、正確な流量と総量を点滴する事ができます。
異常が発生した場合はアラームで教えてくれます。
★自動シリンジポンプ★
静脈点滴の際に使用します。
上記の自動ポンプよりも微量調節ができ、更に微量な点滴もこのシリンジポンプで行えます。
子犬や子猫の点滴や抗癌剤の投与には欠かせない機器です。
腫瘍の化学療法である抗癌剤を使用する際に微量の点滴を行うこともできます。
★輸液・輸血用加温器★
輸液や輸血の際に静脈に入ってくる液体や血液を加温して常に一定の温度に保つ為の機器です。
室温の点滴でなく、体温に近い温度の点滴を持続的に行う為に使用します。
★耳道・鼓膜検査用耳鏡★
主に耳の中(耳道、鼓膜)の検査を行う検耳鏡です。
耳の中がどの位汚れているか、どの位腫れているかなどを肉眼的にチェックします。
★眼科検査用検眼鏡★
眼の検査をするライトと検眼鏡のセットです。
一般的な眼の検査、眼底検査、白内障の検査や眼球に傷があるかどうかのチェックにも使用します。
★細菌・真菌培養用インキュベータ★
細菌や真菌(カビ)を培養して検査する為のインキュベータ(恒温器)です。
主に、皮膚の真菌症の際の真菌培養検査に使用します。
恒温性があるので、他に点滴の輸液バックを温める際にも使用できます。
★トリミング室★
冷暖房完備のトリミングルームです。
大きめのトリミングテーブルなので、小型犬や猫だけでなく、大型犬も乗せられます。
首に引っ掛ける、首吊りヒモは本当に首吊りとなる危険があるので使用しておりません。
その分、施術者であるトリマーの集中力と注意力のお陰で怪我を防止しております。
★体重計付き診察台★
体重計付きの診察台です。動物を乗せるだけで、体重測定までできちゃいます。
人間が乗っても測定できますが、乗らないでね☆
★一般入院・ペットホテルケージ★
一般入院・ペットホテルのお部屋の中にある個室ケージです。
猫、小型犬~大型犬まで幅広く対応できます。
反対側にも同じ大きさのケージがありますので、犬ちゃんと猫ちゃんと分ける事が可能です。
もちろん、このお部屋全体は冷暖房完備です。
★血球・細胞検査用染色セット★
血液の血球検査やシコリや腫瘍などの細胞検査の時に、細胞類を染色するセットです。
クイック染色なので、すぐに染まります。
★FIV・FeLV検査セット★
猫ちゃんがエイズウイルス、白血病ウイルスに感染していないかどうかの検査セットです。
この検査メーカーの検査精度は非常に優れているので、とても信頼できる結果を得られています。外に出る猫ちゃんは定期的に、室内飼いでも脱走しちゃった場合は検査を行いましょう。
★フィラリア抗原検査セット★
犬ちゃんにフィラリアが寄生しているか否かを調べるセットです。
毎年、この検査を行ってからフィラリア予防薬を与えるようにしましょう。
★ミクロフィラリア検査セット★
犬ちゃんの血液中にフィラリアの仔虫(ミクロフィラリア)が存在するか否かを調べます。
★糞便検査セット★
動物の糞便中に寄生虫(回虫、鞭虫、鉤虫、コクシジウムなど)の虫卵が存在するか検査します。
食物の消化状況、糞便中の腸内細菌叢の具合も同時にチェックします。
下痢や軟便の時はできるだけ新鮮な便を持って動物病院へ来院しましょう。
★尿検査セット★
動物の尿を採取して、化学的検査を行います。
同時に、尿中に結晶成分が含まれているか、微量な出血があるか、細胞が含まれているかを調べます。
尿の回数が増えた、過去に膀胱炎を経験した、食事療法をしている場合は定期的に検査しましょう。
★耳垢検査セット★
動物の耳垢に含まれている細菌、真菌(カビ)、寄生虫を調べます。
場合によっては、肉眼で寄生虫(ダニ)が確認できる場合もあります。
耳が臭かったり、耳を掻いたり、頭を振ったりしている時は、しっかりと動物病院で処置をしましょう。
★細胞診検査セット★
いわゆるシコリが腫瘤なのか、腫瘍なのか、炎症なのかを調べる検査セットです。
短時間で行う事ができ、針先の僅かな細胞からもたくさんの情報を得られます。
場合によっては、その腫瘍が悪性であるか良性であるかまでほぼ判別が付く事もあります。
更に詳しい細胞組織検査を追加検査を行う必要があることもあります。
体にシコリができてしまったら、様子を見ずにすぐに動物病院へ来院して検査してみましょう。
★皮膚テープ検査セット★
皮膚に外部寄生虫(ニキビダニ、ツメダニ、カイセンなど)が存在するかを検査するセットです。
外部寄生虫は皮膚の内部に寄生するので、陰性であっても何度も繰り返し検査する事が重要です。
皮膚を削って調べる必要がある場合もあります。
★膣スメア検査セット★
膣の細胞検査です。
発情中なのかそうでないのか、それとも異常な状態なのかを判別します。